CHDK

CHDK(Canon Hacker’s Development Kit)に関するアレコレ
CHDKの導入に関しては、CHDK for KAPにまとめています。

PowerShot S100発表

CHDK

海外のカイトフォトのフォーラムでも話題になっていた、PowerShot S100が発表になったようです。S95の後継機であるのと同時に、24mm(35mm換算)への対応やGPSの対応といったあたりがカイトフォト的には魅力でしょうか。

もっとも、CHDKが開発されてからが本番というのはお約束のようで、S100の登場による、S95の価格低下も期待されてます。

S95といえば、カイトフォト界で有名なWind Watcher氏がFlickrで「Sony NEX-5 vs Canon S95」なセットを公開しています(関連のフォーラムはこちら)。
海外のカイトフォトグラファーの間では、コンデジからのステップアップとして、リモコンタイプのインターバルユニットで操作可能で軽量なNEX-5が選択されることが多くなってきており、非常に興味深い対決です。

単純に比較してしまえば、ポテンシャルの違いがそのまま写真に出て来ているわけですが、カイトフォトという環境で考えた場合、重量や入手コスト、さらにCHDKといった取り回しまでからんでくるので、この差ならS95でもいいなぁ~と思えてきてしまうのが面白いところでしょうか。

やっぱり、S100の登場で、S95の中古が安価に出て来てくれることに期待ですね…。

2011年9月18日 Posted by staff_u | , , | コメント

IXY 930 ISでCHDK その1

CHDK

IXY930

実は、お蔵入りになりかけていました、このIXY930。

A570の世代交代を考えていた頃に、広角なCHDK対応機ということで探していたところ、ちょうどファームの開発が始まっていたもので、IXY930に手を出したのでした…1.00C対応ファームが形になり始め、1.01C対応ファームの開発が始まった頃だったでしょうか。

ところが、手に入った機体のファームは1.01D。調べまくりましたが、その時点では、こんなバージョンのファームの存在に関する話題は皆無。もうがっかり…。
いっそのこと、売ってしまおうかと思いつつも、何故か手放すこと無く、GoProHDやS90で遊びながら待つこと1年半。久々に、CHDK関係を調べていたら、1.01D対応ファームが登場しているじゃ無いですか…(突如として、ファームがダンプされ、1.01Cの流れに組み込まれてbeta版がリリースされたのが7月のようです)。

これで、我が家のIXY930が動き始めます…。

で、これからIXY930をCHDK用として入手する方は、ちょっと注意が必要です。
というのも、現在、存在が確認されているファームは3種類なのですが、そのうち、autobuild serverに公開されているのは1.01Cと1.01D。一番最初に開発が始まった1.00Cに関しては、開発が止まってしまっており、autobuild serverで公開される状態には完成していませんので、可能であれば、1.00Cの機体は避けた方がいいと思います。(IXY930に関する詳しい情報はこちら

また、ファームのバージョン確認に関して、1.01Dの自分の機体では、ver.reqやvers.reqを利用した確認はできず、CameraVersionを利用しました。もしかすると、ボタンの押し方に何かこつがあったのかもしれませんが…。

スクリプトを試してみましたが、LuaのMinimalistic Intervalometer、uBasicのUltra Intervalometerとも、問題なく動きます。
ただ、画素数の多さの影響か、設定を詰めていない素の状態では、シャッターからシャッターの間は5~6秒程度必要でした。このあたりは、もう少し細かく調べてみようと思います。

せっかくの連休なので、外に持ち出してテストをしてみたいところなのですが、残念ながら、またしても雨の週末。続きは、また、近いうちに。

2011年9月17日 Posted by staff_u | | コメント

CHDK & Eye-fi Connect X2 その3

CHDK Eye-Fi Timelapse Movie

Eye-fi Connect X2のエンドレスモードなのですが、今のところ、CHDKではうまく機能してくれないようです。となれば、カードによる処理はあきらめて、CHDKでファイルの削除をすればいいいわけでして、Luaなら可能なあたりまでの調べはついていたんです。
ただ、古いファイルから削除するのがなかなか面倒だな…と放置してしまって、GoProHDなどで遊んでいたら、あっという間に1年…。

で、きっと誰かが何とかしてくれているだろうと思って色々とみていたら、2chに前回の記事へのリンクが…やっぱり、Eye-fiとCHDKという組み合わせのユーザーは少ないのでしょうか。

ということで、自分で何とかしてみるかと、久々にLuaとにらめっこ。

ただ、0からだと大変なので、本家のフォーラムをいろいろと探してみたところ、こんな記事を発見しました。

Eye-Fi – Motion Detect – Auto Delete

なるほどな~ということで、参考にしてMinimalistic Intervalometer改に組み込んでテストを開始。ひとまず、順調に動いているように見えたのですが…2000枚の罠にはまり、スクリプトが停止。テストに使っているA570ISでは、2000枚で次のフォルダへ移動するなんて仕様は気にもしていませんでしたので…。

となると、2000枚以上の撮影を考えるならば、フォルダーも追いかけなければなりません。

Luaを今ひとつ使いこなせていないので、いろいろと適当なことをやりながら、なんとかでっち上げたのが今回のスクリプトです。なので、処理はかなり無理矢理になっています。

また、自分の用途に合わせて作ってあるので、仕様はこんな感じになっています。
使おうという方がもしもいらっしゃるのなら、適当にいじってください。

  • フォーカスは無限遠に固定しています
  • メニューのStock Filesで指定したファイル数を超えると、シャッターを切るごとに一番古いファイルを削除するようにしています。
  • DCIMのディレクトリには、空の「100CANON」がある状態からスタート
  • カメラ側の設定は、フォルダの自動作成はオフ、画像番号はオートリセットで動作を確認しています

また、インターバルの精度が高いMinimalistic Intervalometerをベースにしているため、get_tick_count()によるカメラを起動してからの時間を使った処理を行っています。そのため、長期の撮影では問題が発生する可能性があります。問題が発生するようであれば、精度は犠牲にして、単純にsleepで処理させれば大丈夫だと思いますが。

A570ISを使ったテストは、10秒のインターバルで6000枚を超えるところまでは確認しました。容量としては約24ギガのデータ量ですので、カードの容量を超える撮影はクリアできました。

ディスプレーをオフにできるようにしなければなぁ~と思うものの、それはまたの機会に。


--[[
@title Minimalistic Intervalometer with Auto Delete
@param a Shooting interval, min
@default a 0
@param b ...sec
@default b 5
@param c Delay 1st sequence (min)
@default c 0
@param d Delay 1st sequence (sec)
@default d 5
@param e Stock files
@default e 5
--]]

interval = a*60000 + b*1000
delay = c*60000 +d*1000
count = 0
dircount = 100

-- focas > infinity

set_prop(6,3)
sleep(2000)

set_aflock(1)
sleep(500)

--

function TakePicture()
press("shoot_half")
repeat sleep(50) until get_shooting() == true
press("shoot_full")
release("shoot_full")
repeat sleep(50) until get_shooting() == false
release "shoot_half"
end

-- main

sleep(delay)

repeat
StartTick = get_tick_count()
TakePicture()

count = count + 1
print(count)

if count > e then

while true do

path = "A/DCIM/"..dircount.."CANON"

files, msg = os.listdir(path, false)
if not files[1] then
dircount = dircount + 1
else
break
end

end

os.remove(path.."/"..files[1])

end

sleep(interval - (get_tick_count() - StartTick))

until false

set_aflock(0)
sleep(500)

2011年6月22日 Posted by staff_u | コメント

S90とCHDK RAW

CHDK

自分の場合、カイトフォトは可能な限りRAWで撮影するようにしています。というのも、一発勝負な要素が非常に高いため、後々の補正に対する保険のためです(といっても、最近はGoProHDでJPEGばかりになっていますが…)。

しかし、S90のワイド側での撮影では、レンズの歪み補正に関する問題が出て来ます。

S90はJPEGと標準のRAW(CR2)で撮影する場合には、カメラ内の処理により、レンズ歪みの補正がかかります。ところが、CHDK RAWを利用した場合には、この補正処理は行われないため、歪んだままの画像が出力されます。

S90 オリジナルJPEG

S90 オリジナルJPEG

S90 オリジナルRAW

S90 オリジナルRAW

S90 CHDK RAW

S90 CHDK RAW

三脚固定で、同じ状態で撮影した物です。RAWで撮影した2枚はJPEGに変換しています。

これまでもA570でRAWによる撮影をしてきましたが、ここまでの歪みはなかったもので気にしていませんでした。しかし、S90の28mmワイドだと、ここまで歪むのか…。

普通に撮影するのであれば、オリジナルRAWを使えばいいのですが、カイトフォトではCHDKのAutoISOなどを使いたいため撮影モードはAUTO指定。となると、オリジナルRAWによる撮影ができません。

やはり、CHDK RAWの歪み対策を考えなければなりません。

Photoshopのレンズ補正などを使うことも考えましたが、どうもしっくりと来ない。そこで、いろいろと探してたどり着いたのがPTLensというアプリケーション&プラグインで、Photoshopなどからも利用することも可能です。

PTLens

S90に関するデータも標準で持っており、Exifをみて自動認識してくれます。

そして、このフィルターで処理した物がこちら。

S90 CHDK RAW + PTLens

S90 CHDK RAW + PTLens

なかなかいい感じです。$25ですし、円も高止まりしてるので、早速シェアウェアを購入しました。

あとは実戦投入だけなんですけど、天気が安定せず、いつになるやら…。

2011年6月10日 Posted by staff_u | | コメント(2)

Magic Lantern

CHDK Magic Lantern

Canonの一眼カメラ用のCHDKみたいな存在として、Magic Lanternというファームウェアがあります。

カイトフォト関係のフォーラムで話題になっていたのですが、Canon T2i/550D(日本では、EOS Kiss X4でしょうか)用のファームウェアにインターバル撮影機能が追加されたのだとか…。これは、かなり気になります。でも、まだまだいい値段するしな…。

CHDKでCanonのカメラ用OSの解析が進んだせいか、このあたりの開発のペースがずいぶんと速くなっている気がします。

2011年2月19日 Posted by staff_u | | コメント