Delta
Nighthawk copy v2
入手したリップストップナイロンを使って、早速Nighthawkを作り直してみました。デルタカイトもいくつか作ったので、だいぶ慣れてきました。また、骨は全て移植しています。
今回はこれまでとは違って、大きなパーツ1枚で製作したので、正味二日ほどで完成。
早速、テスト飛行です。
なかなか強い北西の風が吹いており、地上レベルでコンスタントに8~8.5m/s程。上空では軽く10m/s超えといった感じだったでしょうか。しかし、こんな風の中でもピタリと制止してくれるNighthawk、さすがです。
リップストップナイロンの色もなかなかいい感じで、空に映えてくれました。
これは、追加注文するかなぁ~と悩み中です。
しかし、上空の風はかなり厳しかったようで、さらに強化すべきポイントがいくつか見えてきたもので、もう少し改良しなくては…。
P.S.
実は、前日にもテスト飛行に出かけているのですが、このときにはさらに強烈な風。地上で風速12m/s超えという風で、横骨のポケットが瞬殺でむしり取られました。なもので、すでに「Nighthawk copy v2改」だったり…。
デルタカイトの調整方法
デルタカイトは糸目糸が1本なので扱いが非常にシンプルなのですが、シンプルすぎて、他のカイトでは一般的な糸目糸の長さによる様々な調整ができません。そのため、カイトそのものを調整することになります。しかし、この調整方法、カイト作りを楽しんでいる方々のブログなどで、断片的には語られているものの、まとまった情報としては見つけられなかったので、まとめておきたいと思います。
糸目糸の位置
デルタカイトによっては、フィンに糸目糸をつけるポイントがいくつも用意されている場合があります。これは、迎角(AoA/Angle of Attack)の調整のために用意されているもので、デルタカイトの上(頂点)に近づけるほど迎角が小さくなり、結果的に引きが弱く、強風に耐えることができるようになります。
左右のバランス
基本的には、左右対称であれば問題は無いはずなのですが、風の状態を始め、様々な要素のためにバランスが崩れ、一方に旋回するようになります。そんな場合には調整が必要です。
デルタカイトを調整する場合には、図のLとRの面積を比較します。
その結果が、L>Rになっている場合には右へ、L<Rになっている場合には、左へ旋回してしまいます。 逆に言えば、右に旋回するカイトはL>Rになっていると言うことになります。そこで、このLとRのバランスを調整するわけです。
調整方法はカイトの構造によって異なるわけですが、たとえば、横骨(スプレッダー)を押さえている位置(A or B)を動かします。それぞれのポイントは、下へ動かすことで面積は大きくなり、上へ動かすことで面積が小さくなります(三角形の底辺の長さが変化することになります)。
また、どちらか一方のサイドだけを調整するよりも、左右をバランスよく調整した方が効果があるとされています(たとえば、Aを上へ、Bを下へと行った具合に)。
また、横骨の位置を変更するのが困難な場合には、左右のテンションを変化させて調整することも可能ですが、調整範囲はかなり限られることになります。
ざっと、こんな感じでしょうか。
ひとまず、こうした調整方法で、自作したデルタカイトに関しては効果を上げています。
ただ、根本的に何か勘違いしている部分があるかもしれませんので、問題点などがありましたら、コメントなどをいただければと思います。
2011年3月29日 Posted by staff_u | コメント(3)
飛ぶのか?
吹雪の合間にちょっと青空が出たので、テストを強行しました。
カイトはこんな感じです。デザインは完璧にコピーだと思います(苦笑)
風は、地上でも5m/s以上で雪雲の間の非常に不安定な状態です。
しかし、こんな気象条件でもあっさりと揚がってくれました。また、風が乱れても、なかなか耐えてくれ、バランスもわるくありません。
さて、このカイト、カイトフォト用のカイトとしてはどうなのか?
もうすこし風が安定しているときに、撮影も含めて追試が必要だとは思いますが、十分に使えるカイトだと思います。
また、このサイズのカイトを体験するのにも非常に手ごろな存在でしょう。
そして、このカイトをもとにして、補修、補強から改造へと発展させるのもありですし、さらにクオリティーの高いカイトを入手するのもあり、自作の道へ進むのもありだとおもいます。
ただし、糸はそれなりにしっかりとしたものが必要です。カイトフォトで使うなら、150~200ポンド程度の糸を用意した方がいいかもしれません(カイトよりも高くなる可能性も…)。
個人的には、補強とフレームのカーボン化を考えてみたいと思っています。
最後に、おまけでついてきたのがこちらのカイト。幅140cmほどのちゃちいカイトではありますが、これがなかなかよくできていて面白い。
もう届いた…
格安なカイトフォト用カイトとして注文した9ftデルタが、もう到着。
中国が春節の大連休に突入してしまったので、時間がかかるだろうなと予想していたのですが、休み前に発送してくれたようです。
で、届いたパッケージはこちら。
ダンボールの三角の筒にテープを巻いたもので、しっかりとした梱包です。これは非常に好印象。そして、中身はリップストップの袋に収納されています。
さて、どんなカイトなのかを見ていきます。家の中では広げて撮影できないので、ひとまず細部だけ。
有名カイトメーカーの製品と比べると、かなり雑な印象です。例えば、リップストップの各パーツはホットカッターなどは使わず、普通の刃物で切断されており、ほつれやすくなっています。また、使われているリップストップもちょっと腰がない感じ。
フレームは8mmのグラスファイバーチューブとなっており、スポーツカイトのパーツを流用した構成となっています。また、カーボンチューブの加工がちょっと雑な部分も。
ただ、270cm×130cmというサイズに対して、重量は袋に入れたままで460gほどですから、まずまずな重量。総合的な印象としては、売り物のカイトというよりは自作のカイトという雰囲気があります。
なんて、いろいろと気になる点を並べてきましたが、このカイトの価格を考えれば、十分すぎる内容ではないかとも思えます。
今回はebayにお店を出しているemma kiteから購入したのですが、19ドルのカイトに16.5ドルの送料(トラッキングも可能)。カードの明細を確認したところ、合計で2976円! おまけに、今回は子供向きのカイトとカイトをおろすときに使えということなのか、カラビナのおまけつきです。
さて、こんな値段のこのカイト、本当に揚がるのでしょうか?
テストへ続きます。
骨が強すぎ?
テスト用に制作した2つのデルタなんですが、いろいろと調整しているもののあいかわらず気難しい。揚がってしまえば安定するんですが、そこまでは本当に大変でして…。これはこれで面白かったりもするんですが、デルタの手軽に揚がってくれるイメージとはちょっと違うような気がしています。
なので、いろいろと調べていたところ、両サイドの骨が強すぎるとこんな感じのデルタになるという話を発見!
カイトフォト用のサイズのカイトのための材料しかストックしていないもので、今回も6mmのカーボンパイプなんかを使っちゃったわけでして…。市販のデルタカイトの骨の太さを調べてみると、幅160センチクラスであれば、4mm~5mmのグラスファイバーが使われているようで確かに強すぎるようです。
ということで、交換してみようかと思ったものの、手ごろな材料が見当たらない。近所のホームセンターなどで木製の棒なども探したんですが、ちょうどよさそうなサイズのものが見当たらない。なので、通販で注文すればいいんですが、まとめ買いでないと送料が非常に微妙な感じでして…ならば、6mmカーボンでちょうどよさそうなサイズのデルタを作ってしまえ!と、出来上がったのがこちらのデルタ。
Dan Leighの比率を幅250センチに拡大しました。また、キールの形と糸目の位置はこちらのTowing point chartチャートを参考に45%に設定しています。
今日は久々の晴れ間だったのでテストに出かけたものの、地上での風速は0~1m/sと非常に厳しい条件でしたが、糸を出しておいて一気に20mほど揚げてしまえば、あとは風を捕まえてスルスルと昇って行ってくれました。ひとまずテストは成功、安定性も問題なしといった感じです。後日、もう少し風のある日に追試しなければではありますが…。
で、本題に戻ると、やっぱり骨の強さがポイントということになるわけでして、テスト用デルタを生かすためには、まずは材料を仕入れてこなければ…。

















